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ディーラー探索 (97年頃?? )
 >> ロゴとデミオが中途半端だったので書き足しました(11.17.99)

お目当ては価格100万以内のコンパクトカー三枚ドアでカワイイ車種。
目に付く車種はさほど多くない。


マーチカブリオレの巻

初めに赴いたのはGSの隣のニッサン。
展示場におもむろにマーチカブリオレが展示してある。
ちょっとそそる。

おもむろにドアを開け(自動ドア)入っていくと
人気の全くないサービスフロントに若い営業マンが二人。

マーチのカタログが欲しいのですが

と言うと早速ボックスからカタログを取り出してきてくれた。

カブリオレと普通のと、あとクラシック、なんてのも有りますけど。

いや(苦笑して)これはいいや。

等と会話してカタログを受け取る。
カブリオレについて来年のモデルはどうなるのか、
色はこれしかないのか、と質問して、
そこから少し価格についての話をしていると

「立ち話もなんですからどうぞテーブルの方に」

と着席を勧められる。
まー、時間もあるし。座ってちょっと聞いてみる事にした。
マーチのデザインは気に入っているし。

手始めに色々な装備や仕様について質問してみた。
やる気のない答え方で並々と答えてくれる。
トミーカイラ仕様がもう発売されていないのは残念だった。

「トミーカイラ仕様っていうのは無いのですか?」

「もう大分古い型になりますね」

と一瞥する。
あのデザインは気に入っていたのにそんなに冷たくあしらう事もないだろう。

特に全世界で333万台を売り上げている事を推していた。
人と同じは嫌ですが。

色について、そう、カブリオレでキイロはないのですかね、
とかましてみたのですね。
そうしたら

「今はこの鮮やかなキイロが出ていますね。前のは変なキイロでしたけど」

とおっしゃる。
あの色、結構気に入っていたのにな。
日本車では珍しい色だったでしょうに。

「グリルも一体になって安全性をアップさせました」

そうなのか、安全性も考えられていたのか。
単なるマイナーチェンジでちょっと見かけを変えただけかと思っていた。

「デザインもよいですしね」

そうかね、グリルのデザインは以前の方が好きだ。
四ヶ月前に出た新型の形は日本車らしくない。
オペルのヴィータを意識したのだろう。
しかしそのヴィータはマーチを意識したデザインになってしまった。
日本車もやりますね。
この当りから価格の話になっていくが
営業マンの話だとニッサンはご存知の通りホンダにも抜かれ
(ニッサンが悪すぎるのだろうが)今は価格を下げてでも
在庫を処分したい。
と言う話で、決算時期もトヨタさんとかが下げますので
それと一緒に下げますけど、今はそれ以上に在庫を処分したい。
という話でした。
しかし、その話の延長線だと、やはり決算期に購入した方が
安い、という話になるのではないのか、おい。

マーチのカタログを見ながら質問事項をまとめていく。
驚いた事にLSDまで付いている仕様があるのだな。
マーチのくせに。

「これでマニュアルのターボが出たらもっと面白いのですけどね」

同感だ。
しかしオーディオ関係の質問でカタログに書かれている
”サウンドバージョン”の意味が分らない彼。
勉強しろー。

そこからカブリオレの話になっていくが
デルソルやRXー7のカブリオレを知らないらしい。
オープンに詳しい訳でもない私が手玉にしてしまう。
もうちょっと勉強しろ。
値段が物凄いので実際購入するのは敬遠するふりをしている。
しかし別に、何も購入するわけではない。

ここで12/13迄の抽選で50万円バックのチラシを貰う。
50万円バックでしかも12月に契約をしないといけないそうだ。
しかし残金としても120万車体価格で残っている。
総費用込みだと150万だ。
ここ位の値段だと普段買い物するような価格ではないので
車体価格と同じだけの様な気がする。
しかし12/15にセブンイレブンの抽選だ。
マーチカブリオレ、当選しないかしら。
おまけに持ってきたアンケートで集所と名前を記入するはめになってしまう。
やだぞ、家に販売員が来るのだろうけど、お前来たら入れてやんないぞ。
アンケートで店の印象と販売員の印象を書く欄があったのだが、
販売員を前にして(5)-気に入らない。
等と記入するわけにもいけないだろう。
(1)大変良い、にしておく。
頑張れよー、君は売れない営業マンだろうねー。
ねとねとしてるもん。
しかしそこから話は続く。

「カブリオレ、幌を開けたり閉めたり、してみますか」

二つ返事でカブリオレを見に行く。
以前、試乗で普通のマーチに乗ってしまったのとは大違いだ。

マーチカブリオレは新装開店のパチンコの花輪のようなアーチに囲まれて
ひっそりとたたずんでいる。

「ちょっとこれだと・・・(幌を閉めるのに)・・ぶつかっちゃいますね。(マーチを)前に出しますね」

エンジンをかけて暖気もしないで微速前進。
停車させて私は車体左でじろじろ見ている。

営業マンが車から降りてきて幌カバーを外す。
クイックファスナーで非常にカンタン。
幌カバーを無造作にリアのシートにほうり込み、
再び営業マンが車体に乗り込む。
で、ここで営業マンはハンドルの左にあるスイッチを押す。

クワーン、という音とともに一気に幌が閉まった。
かなり速い。
しかも電動。
ここで幌の閉め方を教えてくれるのだが、
私は何に乗っているか言ったでしょう、閉め方くらい知ってますよ。

ところで運転席上部のフックは節度感が適度・・・ではない。結構固い。
シティカブリオレに慣れた身としてはかなり違和感を感じる。
とてもカタログで女性が出ているようには思えない。
閉め方はシティカブリオレと全く同じ。
つまみが缶ジュースのプルの様な形をしている。

しかしここで私はこのマシンの決定的な弱点を発見してしまう。
幌が薄いのだ。触ってみても厚さは感じられない。
恐らく皮一枚。これでは寒くないのか、と尋ねてしまう。
そう聞かれても困るだろう。
困ったようにうやむやにする。
当然だ、購入する気がないのだから困らせる質問をしてみただけだ。
タンの幌はきれいにしていないと汚れが目立ちそう。
幌をじろじろと見始める私。
あちこちを見はじめる。
洗車をされていないためか、幌に黒い雨ジミを発見する。

「ここでですね、リアがガラスなんですよ」

知ってます。しかも熱線入り。
ちょっとここはわざと驚いて見せる。
そこは営業マンに対するサービスだ。喜べ。
そこから幌の縫い目をチェックしてみる。
新車なので当然だが縫いこぼれはない。
気密性は高そうだ。

「雨漏りなどの心配は、ないです」

絶対かー?と突っ込んでみたくなってしまった。
雑誌でのインプレッションなぞ見た事がないので情報がないために
解らない。
マーチカブリオレって出たは良いのだけど
街でも見掛けないし、長野で一台見ただけだった。
今考えるとディーラーの試乗車だったのかも。

そこから自分も乗り込んでみて幌を閉めてみる。
結構面白い。しかも速い。
カクーンと静かに閉まってしまう。
欲しい。
さすがに高い車だけの事はある。
そこからトランクの盗難防止機能の能書きやら
専用のキー(だからどうした、というものですが、最近は流行らしい)
を自慢してくれる。
車高も高いが値段も高い。
しかしシティを見なれた目にとってはお尻の切れ方が気に入らない。
もう少し幌が見えるような形状になっても良いのではないだろうか。
見た目のバランスは今一つ。

しかも乗車定員が四名の筈なのにどうにも狭すぎる。
これは前回も試乗したので良く知っているが、
今回は

「まー、この、真ん中のところに、またいで、乗って1人、乗れるかな、位ですね」

という解説付き。
正直でよろしい。

今回のマシンはソニックシルバーだったのだが、トランクなどのクリアーを吹いていないところを見ると
ギラギラした銀色である事が解った。
無段階変速オートマについての説明もあやふやでしたね。
まーカタログを見れば良いのですが、それは私がするより先に店員のお仕事だと思います。

マーチカブリオレ、欲しいっ!
当選しないかな・・・・。

以上がニッサン日記。



GSの向かいがトヨタ。
スターレットのカタログを貰いに行ったのだがカローラ?を見せられてしまった。
あれは売れないでしょう。最近のトヨタはオカシイぞ。
ニッサンで”ホンダにも負けて”という話をしていたが、まずデザインが悪い。
それに尽きる。
しかしボディが分厚くて剛性感ビシバシ。
格好はともかくフレームワークは良いと思った。
普段お客には見せない2Fの車庫での鑑賞だったが
結果、そこはカローラ店だった。

どうも印象が良くない。ショールームが暗いせいもある。
おねーちゃんはけつが軽そうで良いけどね。

たいして広くもない(車がぎっしり!)室内で新型のRAV4等を見回してみる。
スクエアになった外装に比較して内装は大して変わっていないのねぇー、等と
ぶつぶつつぶやいてみる。どうして私って新車をありのままで受け入れられないんだろう!

カローラIIを見せてくれ、と言ったので、展示マシン、2Fまで足を運ぶ事となった。
なんとトヨタのお店は立体駐車場が設置されていて、いままで気が付かなかったのだが
かなり大きなお店である事が判った。この設備はすごい。

カーリフトで降りてきて、サービスさんが降りていくと・・
あれれぇーーー(;;)
カローラIIってこんな変な形になっちゃったのぉー?
ちょっと高級感をだすつもりで四角くしたり、頑張ってみているみたいだけど、
このババくさい(全国4,000万のおババの皆さん!ごめんなさい!)雰囲気、そして、この色!

泣けるほどモスグリーン・・
えらい地味で、参った・・

しかし、内装はしっかりしていましたね。さすがはトヨタ。
トヨタの濃密なコンダクテーションがこの内装のしっかりした感じを出しているのでしょうか?
外装のデザインはともかく、中身はずいぶん良い感じでした。
ネコも杓子もカローラ、という時代が私の持っているトヨタのイメージを作り上げてきて
今日まであったのですが、あれ、ボディ剛性も、シートレールも実にしっかりしていて、GOAだか
なんだかっていう技術はともかく、内装の丁寧さにびっくりしました。

そう、トヨタさんって会社で会議をやる時には気楽にまじめに会議をする体質が出来ているそうなのですね
ニッサンとトヨタの違い、という話もどこぞのビジネス書に書かれていましたが、CMや車体の構造はともかく
色々ディスカッションを重ねたマシンだなぁー、と納得してしまいました。

あ、本車の印象ですか?
Aピラーが太いだの何だの、難癖を付けましたが、デザインが全てを決定してしまいました!

♪カローラIIに乗って♪のあの当時のかわいらしいイメージのまま進んでいけば良かったのに!
しかし、静かで良い車でしたよ、ホント。


最後はホンダ。
ロゴって良いデザインだと思う。
ヨーロッパ車の洗練されたデザインをホンダ流にアレンジメントした結果でしょう。
地味で没個性的と言われているわりには価格も手頃で気になっている。
とりあえずカタログを頼まれていたのでカタログだけ貰いにいく事にした。

店内に入ったのだが一番元気が良い。
うるさい、という事ではなく、てきぱきしている。
さすがに売れ筋はSM-Xだろう。
カップルが商談中。

さて、とりあえずロゴのカタログを貰う。
ついでにチラシも渡される。
特価で販売されているそうだ・・しかし、こんな大きい買い物(家程じゃないけど)に
特価っていうのもねぇー・・どうもピンと来ないですねぇ・・牛乳が一本¥100!というのでしたら
「そりゃー安いよね!」
と一本必要な所を二本買ってしまうかもしれないけど、牛乳と車は違うぞー

っと、ふと見ると
商談ルームのど真ん中にオレンジの車体が陳列されている。

SM-Xのシャコタンバージョン・・背が高いせいか、やたらホイールと車体のクリアランスが目立つ
これでローダウンと言っているのだから、しかも、その方が高い、というのだから、何か附に落ちない。

コーヒーを出されて、口を付けてからチラシに目を通し、しばらく待っていると
バリバリとした元気の良い(押しの強い)40前後の所長がやってきた。

とりあえずカタログだけを貰いに来た旨を伝えるが、まぁー話すこと話すこと・・
ホンダは技術力はすごいけど宣伝が下手なのでトヨタのGOAに負けているが、と
店頭備え付けのグラフデータで安全性ではCR-Vが高いレベルに達している事を
表現している。

んー・・そうだったのか・・安全性なんか全く考えた事がなかったぞ・・

っと、次はインスパイヤーを乗っている人が車検の代車でロゴを借りて、あまりのよさに
一台買ってしまった、という話・・

車庫のスペースもある事だし、そうそうセカンドカーを増やせる事情の方は良いのだけど・・
っと突っ込んだが、話は止まらない(爆)・・20分だけディーラーに寄る、という予定だったので
ずいぶん時間を取ってしまったものだ・・

まーホンダの塗装も何だかんだと言われてはいたがメンテさえ良ければ足回りも含めて
良いバランスにある事は私もしっているのだし・・そこも話をしてくれたけど・・

結局、実車を見ずに帰ってきてしまいました!
全体の喋った割合って店長が9、私が1位だったかな?
まぁー人、それぞれよね!


マツダのデミオのつもりが・・・・

再びディーラー訪問日記。
今度はマツダのデミオを狙う
価格も知らないしスーパーの地下駐車場に止められていたのを
友人と論評していたのをかすかに覚えている程度。
印象としてはデザインが気に入ったくらい。

確か友人はパイザーが欲しい欲しいと言っていたがそれは一体どうなったのか、
それはともかくデミオは大きく伸びて、小さく縮む、のバスケットボール選手の宣伝で
もうおなじみのマシンであったが、詳しいことは何一つ知らないのだ。
これはディーラーに行ってお勉強するしかないでしょう。
冷やかしという言葉は適切ではないぞ、これはお勉強だ。

デミオが停められている事が確認できたオートザムは
先行車に気を取られていて入り過ごしてしまい、
仕方が無いのでそこに入るのはあきらめてしばらくドライブしてみる。 添加剤を突っ込んだシティカブリオレは結構速く、追い越し車線をガンガン進んでゆけるので助手席の人間が多少恐怖を訴える。
しばらく直線の加速を楽しんだ後、また別の場所のフォードへ入ってゆく。

そこのマツダ(のつもりでした)はフェスティバの看板が見えたのでキャンバストップで有名になったあのフェスティバの良いイメージがあったので
フェスティバのカタログでも貰うか、という非常に気楽に入っていく。
買う予定はないのだし(悪人)。

そしてマツダの玄関口へシティを突っ込ませます。
と、入っていって気が付いたのはここはオートザムだという事実です。
一体何が違うんだか?でもオートザムでもフォードもマツダも取り扱っている筈〜
さて、カタログだけ貰ってきてしまえば良いのでしたから気楽に入っていきます。

入っていったです。もう皆さんこちらを見てます。
にやにやしてます。今時シティですからね。
しかも物凄いですからね。

オートザムの正面玄関です。
私は自動ドアを開けます。
ドアを開けて私は開口一番

私「フェスティバのカタログが欲しいのですけど」
Autozam「フェスティバはハッチバック、それともワゴンですか?」
私「いぃ?フェスティバにワゴンなんてあるのぉ?」
A「(ちょっと困った(^ ^;)で)ハイ、こちらへどーぞ」

無言で先導されるまま店の外へ歩いてゆく。
外は暗闇、ちょと肌寒いが
どこのディーラーにもある展示車の脇の車検待ち車の列へ誘導される。

「こちらが現行の、3ドアになります。あまり出てませんけど・・・」

うーん・・・小さく伸びて、大きく縮む・・そんな言葉が思わず脳裏に浮かびました。
これはスターレットかカローラ2だー。
おっと、その隣に停まっているのはキャンバストップの紺の旧フェスティバ!
売れていたフェスティバ!
このイメージ(フェスティバはかわいらしくてスポーティー)で来たのに失敗したぁ〜。
なんだか申し訳ないなぁ〜

しかし、あのデザインでは、あまり売れていないことも想像に難しくはない。
好き者を呼び、タービンを付けさせてオプション2に出てしまうような
夏は地獄の様に暑いガルウイングのCERAや
プレミアが付くかと思わせておいてそれほどでもないBe-1やフィガロのような匂いは全くない。
どちらかといえば走りの匂いだけさせておいて実は尻の匂いだった、というOOOのような・・・

そして店内の方へ向かう帰りに一台の白い車の前で立ち止まる。

「こちらが、ワゴンです」

あれれ、この形、でかくない?

「マツダで出してる、デミオと同じですね。」

あっ、そうなんですか。
それを早く言ってくれれば良いのに。
しかし事前勉強も何も無しでディーラーに入ってくるやつも
物凄く珍しいだろう。

私「あ、これ、良いですねぇ〜。」
A「えぇ、1300ccですので、タコメーターは付いていないのですが」

・・・・?いきなりタコメーターの話に飛ぶぅ?

私「中も見たいです〜」
A「どうぞ、開いてますから」

・・・・なんか冷たい印象〜・・・

まぁ、さておき、中身を見てみるとシティ・カブリオレに比較してしまうとかなり今風で暖かみが在る丸い
デザインである。

っと、途中は忘れてしまいまして(苦笑)、寒空の中突っ立っているのも何だから、
と中に入り、コーヒーか何かのサービスは・・ウケタのでしょうか?覚えていません!

そこからもう年末商戦という雰囲気で「30万のオプションをセットにするから買ってくれないか」、
という所まで引っ張って来られてしまったのですが、まぁー当初はデミオのつもりでいたのに
いつのまにかフェスティバミニワゴンになって・・しかも、結構なお値段がするんですねぇー!

車体だけでなく、価格も小さく伸びて大きく縮んでくれれば良いのに・・

結局、家の近所のディーラーで見てしまったのが災いしたのでしょうー。
かなりの回数、家の近所まで通ってこられました。

しかし、立体駐車場に入るっていう車格は料金が安くっていいですよね!

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